【岡本三千代の万葉うたがたり】
寧薬化学工業株式会社 提供
十月二三日 (日)
夜9時〜10時
今夜の万葉うたがたりで取り上げるお歌は・・・
『大和しうるはし』
大和は 国のまほろば たたなづく 青垣 山こもれる 大和しうるはし
古事記歌謡(日本武尊)
『吉野旅情』
み吉野の 象山のまの 木末には ここだも騒ぐ 鳥の声かも
大和には 鳴きてか来らむ 呼子鳥 象の中山 呼びそ越ゆなる
昔見し 象の小川を 今見れば いよよさやけく なりにけるかも
我が行きは 久にはあらじ 夢のわだ 瀬にはならずて 淵にありこそ
山高み 白木綿花に 落ち激つ 滝の河内は 見れども飽かぬかも
巻六の九二四・巻一の七十・巻三の三一六・三三五・巻六の九〇九(山部赤人・高市黒人・大伴旅人・笠 金村)
★ 吉野宮に幸(いでま)しし時に、柿本朝臣人麻呂の作れる歌
やすみしし 我が大君の 聞こし食す 天の下に 国はしも さはにあれども
山川の 清き河内と 御心を 吉野の国の 花散らふ 秋津の野辺に
宮柱 太敷きませば ももしきの 大宮人は 舟並めて 朝川渡り 舟競ひ 夕川渡る
この川の 絶ゆることなく この山の いや高知らす 水そそく 瀧の都は
見れど飽かぬかも
反歌
見れど飽かぬ 吉野の川の 常滑の 絶ゆることなく またかへり見む
巻一の三六・三七
今夜もお楽しみに❗️
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