【番組予告】
十二月十一日 （日）夜9時からは
寧薬化学工業株式会社 提供
「岡本三千代の万葉うたがたり」
岡本三千代先生のご紹介する万葉集の世界です💕
今回取り上げるお歌は、
「山の辺旅情」
古に ありけむ人も わが如か 三輪の檜原に 插頭折りけむ
ぬばたまの 夜さり來れば 巻向の 川音高しも 嵐かも疾き
あしひきの 山河の瀬の 響るなへに 弓月が獄に 雲立ち渡る
衾道を 引手の山に 妹を置きて 山路を行けば 生けりともなし
巻七の一一一八・一一〇一・一〇八八・巻二の二一二（柿本人麻呂歌集）
★大和は 国のまほろば たたなづく 青垣 山こもれる 大和しうるはし
古事記歌謡（日本武尊）
「祝婚歌」
つぎねふ 山背道を 他夫の 馬より行くに 己夫し 徒歩より行けば
見るごとに 音のみし泣かゆ そこ思ふに 心し痛し
たらちねの 母が形見と 我が持てる 真澄鏡に 蜻蛉領布
負ひ並め持ちて 馬買へ 我が背
馬買はば 妹徒歩ならむ よしゑやし 石は踏むとも 我は二人行かむ
巻十三の三三一四・三三一七（作者未詳）
どうぞお楽しみに！
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